資本金の決め方
資本金とは、株主から払い込まれた返済不要の資金で、会社の基本的な財産です。
株式会社の場合、株主が出資したお金の範囲でしかその責任を負わない間接有限責任
の会社であるため、会社自体に一定の財産がなければ取引先も安心して取引できません。
また、第3者から出資していただいた場合、株主に対して配当などの支払いなど行わなければならないことも出てきます。
新会社法により、1円から株式会社を起こせるようになりましたが、資本金額を
決めるのは悩むところです。1円は理論上設立可能ですが運転資金は役員借入金で行うことになるでしょう。
株主構成と税金
株主構成 |
税務上の扱い |
具体的な扱い |
上位3株主グループで50%超の株式を所有 |
同族会社 |
家族的会社としてさまざまな税制上の制約を受ける |
第1位の株主グループだけで50%超の株式を所有 |
特定同族会社 |
留保金課税の適用(平成19年4月1日以降開始事業年度から資本金1億円以下の法人は適用除外) |
業務主宰役員とその関連グループが90%以上の株式を所有 |
特殊支配同族会社 |
他の条件を満たすと業務主宰役員にかかる給与の一部が損金に算入されない |
※資本金額や株主の構成によって、税金の扱いが変わってきます。考慮した上で決めましょう。
決算日の決め方
会社では、決算日を自由に決めることができます。どのようなことに注意して決算日を決めるべきか。ポイントの一例を紹介いたします。